『ディーふらぐ!』11巻感想:ラブコメ巻やね

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作・春野友矢。2008年より、2016年11巻。もうそんなに続いているのか…。兄貴を差し置いて妹属性の之江っちがトップの表紙。

この漫画はWebで毎話読んでいるので、単行本が出てもあまり新鮮味がないのがつらいところだ。今月Webに最新話があがっていなかったのは、単行本作業の関係なんだろうか。巻末オマケ漫画の。それとも単行本派がすぐ次の話を読めるように……いやそれはないか。

風間家に柴崎姉妹と高尾サンダーがお泊りする本作きってのラブコメ回。だが可愛いのは之江っち。それについては散々個別に語ったし、ここでは主にテスト勉強回を取り上げて感想。

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中と会長の仲はなにげにニヤつける

本巻は同棲展開があまりにも強烈過ぎるが、その前のテスト勉強回もなかなかのラブコメ回。高尾が相変わらずあざと可愛い(この人最近ずっと男追いかけてるね)のもそうだが、むしろポイントは中と会長だろう。風間と芦花の影に、漫画ではあまり目立つことのない二人であるがラブコメ的にこのラインは見逃せない↓。

春野友矢, ディーふらぐ!, 第11巻
春野友矢, ディーふらぐ!, 第11巻

話にはなっていないだけで、常日頃から何かと競い合っているのであろう。そして生徒会長というポジション争いにおいて、学業はその勝敗に大きな比重を占めているものと思われる。

タマちゃんはそういうことをあまり気にしなさそうだが(しれっと勉強もできそうだけれど)、千歳は芦花関連を除けばなんのかんのいっても真面目であるし、かつ負けず嫌いであるので、勉学の面で副会長の中に負けるのはあってはならんわけだ。そうなれば中もここぞとばかりに優位にたとうとしているのは目に見えている。軽口の中にも割とマジっぽい期待を込めた「チラ」がリアルである。

でも勉強は、現実の学生生活じゃもっとも大きな比重を占めているものの、あまりにも動きがないし絵的には地味さしかないので、特にこういうギャグ漫画においては表現しづらい。スポーツ漫画はけっこう現実の戦術を展開するなどリアリティの追求がなされる一方、勉強については、現実の勉強法やノウハウにまでつっこんだ漫画はほとんどない、というかドラゴン桜くらいしかないように思える。

今回も特に勉学そのものについてはさしたるシーンもなく、いつの間にかテストは終わる。そして中が6位、千歳が3位と、無事勝敗の決着がつき、下克上ならず。そのときの千歳が非常に嬉しそうで可愛い↓。

春野友矢, ディーふらぐ!, 第11巻
春野友矢, ディーふらぐ!, 第11巻

一方の中は、6位という好成績にも関わらず千歳に負けたことでお通夜モード。それなりに人数がいそうなこの学校で6位は大健闘であるが(しかも芦花妹が普通に落ちるレベルなので、けっこう進学校と思われる…進学校で不良やっちゃうあたりに風間の天性の残念さが)、千歳との勝敗のみが関心になっていることがうかがえる。それは千歳も同じらしい。こういう競争関係にはついニヤニヤする。公式ガイドブック(8.5巻)でも気になる人間は中と言っていたし、ほぼほぼ風間ハーレム状態(男含む)の仮部における唯一の異分子。

仮部とは違う生徒会という舞台

それはつまり、千歳にとって生徒会がもう一つの居場所であるということ。タマちゃん回は風間・芦花がおいしいとこ持っていったものの、実質的には千歳vsタマちゃんの世代交代が主だったわけで、仮部の主役が芦花だとすれば、生徒会の主役は千歳である。芦花と千歳は親友であるけれど、常にべったりというわけではなくて、互いにそれぞれ自分の世界を持っている。

風間は仮部に入った今も中たちとけっこうな割合でつるんでいて、今回の勉強会もそっちを優先したし、この漫画のレギュラー陣は、みんなが自分の世界をちゃんと持っているところがとても好き。高尾も本家ゲーム部の関係がある。

中vs千歳は、今までにもちょこちょことあった。というか序盤はそれが多く、その決着はほぼ着いているのが現状か。中は下克上を虎視眈々と狙っているものの、望みは薄い。だがそろそろもう一発あってもいい。中・千歳のラインはたまらんないんだ!

打ち上げは会長組に参加する風間

ところで、テスト後の打ち上げに風間はしれっと会長組に参加している↓。

春野友矢, ディーふらぐ!, 第11巻
春野友矢, ディーふらぐ!, 第11巻

風間的には赤点回避できてよかったもんだから、ちょっとお祝いしたい気分があるんだろう。中は千歳にこそ負けたものの、6位という客観的には好成績を残しているし、別に打ち上げする分にはいいだろ、という判断か。

風間は平生、ヒロインからのアプローチを邪険にしている印象が強いけれど、普通に誘われると普通にOKすることが多いな。巻末おまけ漫画で船堀に勉強見ようかと言われた時も(唯一の出番…)、「赤点取ったら頼む」とお願いする。好意をストレートに伝えればけっこう真っ当に返すのである。

今のところ風間は特定の誰かに際立った好意を持ってはいないものの、高尾・船堀あたりから真面目に告白されたら普通に付き合ってしまう気がする。桜もけっこういけそう。だが芦花に言われたら……どうだろう。断りそう……w

とはいえ、女性陣の性格的に、ストレートな告白はまずなさそうだし、風間からいくこともないしで、ハーレムを維持している微妙なバランス。恋愛模様については決着つけずに終わりそうだなーと思う。芦花はもうちょっと頑張って

11巻内容は76-86話。80話以降は個別に感想記事あり。

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