『でろでろ』気弱少女だった相原岬が耳雄にチ○○見せろと迫るまでの変遷

相原岬の恋する乙女っぷりが

押切蓮介, でろでろ, 第16巻
押切蓮介, でろでろ, 第16巻

↑この一コマでやられてしまった。強烈な一コマ。それまでは割と可愛いかなくらいだったんだけどこの話で俺はもう。初登場の時からは考えられないほど強くなった岬。っていうか相原岬は終盤になって一気に株上げてきたよ。

でろでろといえば、その筆頭ヒロインは主人公耳雄の妹である留渦なんだが、この二人はなんのかんのいっても兄妹であるし、インモラル的な何かを感じさせる面もあるものの、個人的には耳雄の恋愛相手としては相原岬を推したいんだ。留渦も可愛いけど。最初はビクビクおどおどするだけの岬が、耳雄たちとの交流を通じてどんどん精神的に強くなっていき、ついには耳雄を襲いだし、やや恐れられるくらいに。その変遷。チ○○見せろ。当然、大いにネタバレ含。

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チ○○見せろに至るまで

初登場からチ○○見せろとその後に至るまでを、備忘録兼ねてまとめる。多少抜けがあるかもしれんが。

4巻 奇っ怪の52 相原岬の苦悩

相原岬, でろでろ, 第4巻
相原岬, でろでろ, 第4巻

↑初登場。相原岬の初登場は第4巻で、この時点では暗めで地味な転校生の女の子。幸薄そうな感じやね。霊感体質故に忌み嫌われてきたらしく、この学校でやっていけるか不安だったけれど、この学校では基本耳雄が霊をぶっ飛ばしているので問題なくやっていけそう、というのが最初の話。

つまり、岬にとって霊は自分を苦しめてきた忌むべきもので、岬にしてみれば耳雄の存在はヒーロー的。霊に親しみのようなものを感じて、耳雄が霊をぶっ飛ばすのを苦々しく感じている留渦よりも、岬と同じく霊を引き寄せる体質のせいで家族とも暮らせないと思い霊を憎む耳雄と価値観を共にしている。

4巻 奇っ怪の57 マロンさんが来る!!

昔捨てた人形が化けて出てくる系の定番。耳雄に助けを求める。

5巻 奇っ怪の68 密室

でろでろ屈指のエロ妖怪密室オバケの話。これも耳雄に助けを求める。話の中では留渦がエロい目に合わされているが、相談者は相原岬であり、何をされたのか非常に興味をそそられる(下衆)。

5巻 奇っ怪の81 オフダアタック

幽霊旅館に宿泊したときの話。自分の寝る部屋にお札が貼られていることに気づいた岬が、これまた耳雄に助けを求める…が、この時ばかりはそれが裏目に出て、耳雄に相談したことを後悔している。

6巻 奇っ怪の98 死ーM

怖いCMを唐突に流して怖がらせるという地味な妖怪の標的にされて、耳雄に相談しようとするも踏みとどまり、妖怪と戦う。が、どうにもうまくいかずどうしよう、というところで偶然耳雄登場。追い払ってくれる。そんな耳雄を「ちょっと」と注意する留渦と、自分は耳雄がいないとダメなのかな、と思いながらほっと安心している岬がこれまた対照的。

8巻 奇っ怪の119 安心したら背後におばけ

なんかしらんがおばけに追い掛け回されている岬を、耳雄たちが助ける話。明確に描写されているわけではないが、耳雄に相談したものと思われる。ただ、あまりに軽い耳雄たちの態度に、複雑な心中でもある模様。

相原姉との話

8巻からしばらく、岬と耳雄が直接多く絡むような話がない。その代わり、相原姉妹の話が増える。10巻奇っ怪の152 空気を読まない訪問客、奇っ怪の158 新宿駅の酔いどれ姉貴、12巻奇っ怪の201 遭難姉ちゃん がそれにあたる。姉の水面に霊感はないが、新宿駅の話ではちょっとした霊体験をする。基本的にギャグ調で進められ、読んでいても読者は大して怖くないが、この話の終わりに水面が岬に「ちょっとコワかった」とこぼすのは、なんというかホラーギャグの本質であるような気がする。

12巻 奇っ怪の189 夏休みデビュー

巨大化するという衝撃の夏休みデビューを果たす。そのうえで耳雄に酷評され、シュンとして元に戻る。可哀想。

14巻 奇っ怪の219 恐怖!!ブログ男

久々に岬と耳雄がよく絡む。なんとこの話は耳雄と岬が共闘してオバケを撃退する話。よくもここまで強くなったものだ。

押切蓮介, でろでろ, 第14巻
押切蓮介, でろでろ, 第14巻

↑このどこか精悍な顔つき。もはや初期の面影はない。さらに耳雄に「やりすぎだろ」とまで指摘されるようなことまで言うように。岬と耳雄が共闘する話ってこれだけだと思うんだけど、こういう話もっと読んでみたかった。

14巻 奇っ怪の227 心情ヘアー

ついに岬が耳雄を襲う。自分の心情が髪で表現されるようになってしまい、プリントを届けにきた耳雄に相談するのだが…。初めて自分の部屋に男の子、それも好きな男子が入ってきたことに興奮し、安易に耳雄に頼ろうとしたことを反省するも、「帰っていいなら帰るね」という耳雄を実力行使で引き止めてしまう。ごめんねごめんねと謝りながら耳雄を髪で拘束する↓。

押切蓮介, でろでろ, 第14巻
押切蓮介, でろでろ, 第14巻

↑でも止まらないらしい。その霊感体質に悩まされてきた相原岬は、いつの間にやらその力で好きな男子を髪でグルグル巻きにして自分の部屋から帰さない系女子になりました。襲われる側だったのが襲う側に。そうこれもラブ。ラブの力。ラブすごい。

しかしもちろんこの体験は耳雄にとって面白かろうはずもなく、というかちょっとしたトラウマになるのであった。

15巻 奇っ怪の237 幽霊専門美容室

髪が伸びた岬が美容院にいくのだが、そこが幽霊用の美容院だった話。そこで髪を切るどころか伸ばされてしまう。こんな姿耳雄に見られてしまったら、と思った矢先に当然のように目撃され、前の一件がトラウマになっていた耳雄に逃げられる。お約束。ついに岬は耳雄をビビらせる存在になったのである。

15巻 奇っ怪の244 癒され姉妹

メダカちゃんになってしまった耳雄が、相原家にくる話。相原姉妹に完全に振り回される耳雄が可愛い。

16巻 奇っ怪の254 思春鬼

ついにきたチ○○回。思春期につけこんで気性を荒々しくする妖怪に取り憑かれた岬が、外で耳雄を目撃するやいなや、再び耳雄に襲いかかる。襲いかかって好き勝手した挙句、何の前触れもなく唐突に発した言葉が、記事冒頭の「チ○○見せろ」である。↓再引用。

押切蓮介, でろでろ, 第16巻
押切蓮介, でろでろ, 第16巻

うーん何度見ても強烈。初登場時の気弱で幸薄そうな面影は完全に吹っ飛んだ。

この話は間の取り方やらが非常によくて、なんというかすごく好き。この話で岬が好きになったのだよ。

16巻 奇っ怪の265 友達以上恋人未満

耳雄に対してさんざんやらかしてきた岬が、耳雄に放課後一緒に帰ろうと誘う。岬に自分たちの関係が友達であるかを聞かれて、耳雄は悩む。友達なのか?と。しかし岬はそれをスルーし、一緒に帰るから友達と言い張る。挙句、友達ということは恋人ではない、つまり自分たちは友達以上恋人未満という独自の三段論法を展開し、「友達以上じゃない」と思わず否定する耳雄に対して「ドケチ」呼ばわりする始末。この子本当に強くなったよ。耳雄が「以上でも何でもいい」と観念して、「ほんと?」といい笑顔で答えたときには、耳雄もまんざらでもないような、しかしうーんでもなぁという感じの入り混じった複雑な心境が顔に出ている。

その後、関係占いとして、互いを互いをどう思っているかをオバケの力を借りて知るのだが、そこで自分が耳雄から化物のように思われていることを知り、うちひしがられる岬だった。

16巻 奇っ怪の270 未来への道

耳雄に将来の夢があるか問われ、「女子として、人間として見られたいかな」とジト目で返す岬。めげません。事情を知らずとも何かしら皮肉めいたことを言っていることがうかがえ、それを見た委員長からは「相原性格変わったよな」と言われる。本当にね。

16巻 奇っ怪の271 でろでろ

最終回。委員長経由で、化物扱いして悪かったと謝られる。姉の水面からまだ耳雄のことを記にしていたのか問われると、それに対し好きなところを挙げたうえで、「うん。好き。大好き」と即答している。

ただし、耳雄の岬に対する気持ちは、前進は見られるものの複雑なままである。というかドシスコン兄貴なので、自身の恋愛について考えることができないのだろう。しかしまだ二人は中学生であるから、もしでろでろの高校生編があれば、その関係はまた変わっていくに違いない

なんてーかな、このだんだん変わっていくのがすごくよかった。それでトドメのチ○○見せろ、これな。ときめいたわ。実際こういう子のほうが耳雄にもいいと思うんだわ。

ところでカップリング的には日野耳雄×相原岬が好きなんだけれど、単独で好きな女性キャラは、岬の姉である相原水面だったりなんだり。相原姉いいわーお付き合いしたい。

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