一度はコミケに行ってみたいもんだ

こんなサイトをやってはいるが、実は一度もコミケなるものに行ったことがない。今は都内に住んでいるから距離的には近いものの、時期が盆と年末という帰省の時期なので、今後も行くことはないだろう。

しかし漫画などオタク文化においては間違いなくフェスみたいなものであるし、一度くらいは行ってみたいなぁと思う。果たしてその機会はあるだろうか。

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あのコミケ

オタク文化に接する人なら、いや、たとえ接していなくても、コミックマーケットなる祭典があることは、日本人ならそのほとんどが知っているだろう。これはすごいことで、たとえばロックのフェスならばフジロックやサマーソニックがあるが、ロック好きならば常識として知っていることでも、少し界隈を離れれば「へーそんなのあるんだ。ところで今度出来た通り沿いのパン屋だけれど……」ってなもんで、「皆が知っている」という状態を作り出すことは案外難しいものである。

まぁコミケの知名度については、必ずしも良いイメージで作り出されたわけではないかもしれず、実際テレビでコミケの参加者を「10万人の宮崎勤」と揶揄したとされる"事件"などはほんの30年前の話である。まぁこの話自体はもはや都市伝説であり、本当にあったのかどうかもわからない藪の中の共同幻想体験だったのかもしれないのだが(「10万人の宮崎勤」はあったのか?(dragoner) - 個人 - Yahoo!ニュース)、少なくとも当時この10万人の宮崎勤事件があったとしてもおかしくないと皆が感じる空気があったということは事実だろう。コミケが必ずしもポジティブとは言えない文脈でメディアに取り上げられることは、今も昔も基本は日陰でひっそりを信条とするオタクたちにとって、嬉しいことではなかったろう。

しかし悪名は無名に勝る。好きの反対は無関心とはよくいったもので、関心をもたれることそれ自体は、必ずしも悪いことではない。ラブコメにおいても登場人物の「嫌い」の感情が「未来の好き」のフラグであることは少なくない。マイナスをプラスに転じることは、ゼロから有を生むより易い。だからこそ炎上商法なんてのも世の中にはあるわけで、とにかく人の目に触れさせるということは、非常に大事なことであり、かつてネガティブにオタクを叩いてきたものたちは、ある意味では今のオタク文化の隆盛に一役買ってきたと言えるのかもしれない。

まぁコミケの実態が本当に10万人の宮崎勤であれば、こんな呑気なことは言ってられず、というか紛うことなき史上最悪のフェスだから今すぐ潰せということになってしまうが、実際はそんなことはなく、むしろオタクという人種は他のクラスタに比べれば無害な人間が多いくらいだと思う。

実際、言われている割にオタクなんて別に怖くないし話せばけっこうフツーだということを、世間の人々も徐々に気づき始めてきたのではないか。いわれなき誹謗中傷にも耐え忍び、「何もしない」という静かな美徳を先輩たちが積み重ねてきたからこそ、今の「オタクと言っても馬鹿にされたことなんかない」という高校生のツイートが軽くバズる世の中になったわけだ。今や海外からも日本の文化として注目され、クールジャパンなんて胡散臭い言葉を政府の役人が言い出す始末である。実際、コミケ目当てに日本に来る外人も少なからずいるらしい。

一度くらいは行ってみたい

そんな有名な有名なコミケことコミックマーケットに、一度くらいは行ってみたいものである。俺は幼少時より親の都合であちこち飛び回っていたものの、関東近辺にいたことはなく、とてもコミケに行けるような状態ではなかったし、まぁそもそも少年時代はそこまで関心もなかった。ある意味もっとも自由であった大学時代も東京ではなく、コミケのために東京遠征なんて財力も気力も当然なかった。

大人になったら金はできるが暇がない。当然行くことなどない。今は都内で働いているから、行こうと思えば行けるわけだが、盆と年末は数少ない親孝行の時期であり、昔は家に帰るなんて面倒くさいと思っていた俺も、今となっては「会えるときに会っておこう」なんて考えるようになっていて、優先度としては帰省のほうが遥かに高い。

だから今後行こうと思えば、今よりも忙しくない、あるいはスケジュールに融通がきくような仕事を都内でして、なにも盆に必ずしも帰られなくて良いような状態にする必要がある。それはコミケ云々抜きにしてもライフスタイル的に俺自身どうにかしたいところだが、実現できたとしても少なくとも今年の話ではない。

まぁ実現したら実現したで、生来の出不精から結局行かないかもしれない。実際、今は頑張れば時期的にも前述したフジロックなんかには参加できる状態で、先日久方ぶりに大学時代の友人にあったときには、フジロック行こうめっちゃ楽しいからと言われてその時は乗り気だったものの、家に帰れば熱も冷めて面倒くささが込み上がる。まぁ仕事がしんどいから休日そんなハードに動きたくないというのも正直だいぶあるんだけどさ。ほんと今の仕事どうすっかな。

先の話は先の話でしかなく、明日のことも定かではない。どこにも行かず部屋の中で漫画読んでブログを書くのが、今の自分の娯楽である。なんとも寂しい話だ。

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