『ほんわかちづる先生』感想:あああ癒されるなにこれ癒される

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作者は安心と信頼のかがみふみを。全2巻。作品自体は10年以上前の2005年発行みたいだ。今となっては珍しくないかもしれないロリ教師もの日常4コマだが、それでしっかりラブコメしているのは今でもそうない気がする。

なお教師といっても塾講師。塾というのもこの界隈では珍しい舞台に思える。ってか初めて見たかも。

1巻の表紙のほうが可愛いかもだけど、二人揃っていて個人的にはお気に入りの2巻表紙を見出しに。

以下感想。

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塾が舞台とは

かがみふみを, ほんわかちづる先生
かがみふみを, ほんわかちづる先生

↑山本塾の山本先生と、子供みたいだけど一応先生のちづる先生。二人をニヤニヤしながら眺める生徒たち。だいたいこれで話の全部。終わり。これ見てにやっと出来る何かを感じられるなら、この漫画は読んで損がない。

しかし塾って珍しいな。学生の本分は勉強というけれど、勉強ほどつまらないものもそうそうない。漫画において勉強が主役になるということはまずなく、学園ものは多かれど、そこで勉学がテーマになっているものは珍しい部類に入るだろう。

学校ならば勉強以外にも色々なことがあるけれど、それが塾となるとどうか。もちろん男塾的なのは除外として、普通にある学習塾。塾は明確に勉強しに行くところである。そうである以上、そこで描かれる風景は勉学の風景にならざるを得ない。

というわけで、塾ものが珍しいのもむべなるかな。というか塾が舞台の漫画って初めて読んだかもしれない。

といっても、生徒が主役ではなく先生が主役。よく雇ってもらえたねレベルのちづる先生と、真面目な山本先生を中心に、色恋多めの日常漫画である。

ひょっとしなくても:ロリコン

この漫画の特徴はちづる先生が中学生どころか小学生くらいにしか見えないうえに、その行動もどこか幼いという、いわゆるロリ教師ものなところなのは間違いない。

かがみふみを, ほんわかちづる先生
かがみふみを, ほんわかちづる先生

↑誰に頼まれたわけでもないのにスクール水着着用の20代ってどうよ。別にオシャレに興味がないわけではなく、ちゃんと普通の水着も持っているのだが、それがうまく着れず、仕方なくスクール水着を着るのであるが……いや、その状態になっても、学校でもあるまいに、まして成人しているというのに、海でスクール水着着用は普通ではない。やはり子供じみた無頓着さがある。

つまりちづる先生は、肉体年齢だけでなく精神年齢も幼さを残したままなのだ。学校でも愛玩動物のように扱われていたのが目に見える。

このタイプがしっかりと大人の恋愛をするのは、ちょっと見たことがない。何故ならば恋愛は一人で出来るものではないので……つまり、相手の性癖が問題になる。

山本先生は上図のようにちづる先生を「中学一年生くらいにしか見えない」といいつつ、しっかり恋愛対象としても捉えているのだから、この男真面目そうな顔してひょっとしなくてもロリ……

ちづる先生は当然のように恋愛経験がないが、山本先生も30代っぽい落ち着きと風貌をしながらなお浮いた話がなく、恋愛経験には乏しいことがうかがえる。この二人、年齢こそ大人であるが、その恋模様は極めてウブ。だがしっかりと大人。最後にはいくとこまでいって、しっかりゴールインするのが非常に感慨深い。

話に起伏はないが緩急はある

この手の日常系ラブコメは、読んでいてあまりの退屈さに目が滑るということがよくあるが、この漫画は不思議とそんなことにならない。日常的なゆるいコメディに、ちょくちょくと色のある話が混ざって、ゆるゆるの中でしっかり緩急がつけられている。この作者はそのへん本当にうまい。

山本先生とちづる先生絡みだけでなく、生徒間の関係も気になるものがあったりと、なかなか楽しみが多い↓。

かがみふみを, ほんわかちづる先生
かがみふみを, ほんわかちづる先生

超微笑ましい。この二人がなにげに進展していくのもまた楽しみだ。

話の本筋ではないので、しっかり描写されてはいないものの、別のところでドラマがあったんだろうな、と窺えるところが、塾という狭い舞台だけではない話の広がりを感じさせてくれる。

ストーリー性はないけれど、今まで読んだかがみふみを作品だと一番好きかも。定価はちょっといいお値段するが、中古でも手に入れやすいし、今だとKindle Unlimitedで読み放題リストに入っているし、オススメしたい。

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