『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件』2巻感想:ヒロイン増えすぎそして幼馴染が一番可愛い件

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表紙が香坂じゃない時点でうーんと思いつつ読んでみると、1巻時点で嫌な予感がしたところがそのまんま的中しちゃったのでちょっと悲しい。

なぜせっかくの彼氏彼女ものでヒロイン量産するんだ。それは付き合う前か、もしくはハーレム漫画の手法だろう。そのうえ変態ばかりなので、肝心のヒロインのキャラが相対的に薄まる。むしろ他により強烈なのがいるから普通くらいに見える。

1巻がよかっただけに反動でちょっとうーん。などと思いつつ以下感想。

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ハーレムものみたいになって香坂の影が薄い

1巻の感想(「健全に不健全なカップル系ラブコメ『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件』 」)では、変態系彼氏彼女ものとして好評価していたのだけれど、そこでちょっと不安に感じたところが、2巻ではより強調されて、うーん。

キャラが増えて、かつその変態率が高すぎなので、変態群像劇の様相を呈している。そのため、相対的にメインヒロインであり篠崎の彼女である香坂のキャラと存在が薄くなってしまった。どうも、ハーレム系の毛色が強い。

正直言って残念だ。特に雫なんか香坂よりもよほど篠崎の彼女っぽい。ただでさえ香坂→篠崎が、今のところあまり得心できるような描写がほとんどないのに(TPOを弁えない度の過ぎた下ネタ変換力故に友人がおらず、そこへ告白して自分を受け入れてくれた篠崎を大事に思っている、というくらい)、しっかり幼馴染エピソードが存在し、かつ互いに忌憚ないやりとりで本性を見せられるなど(篠崎以外に対しても態度が一緒な香坂と違い、雫は篠崎以外には本性を隠す)、彼女力が高い。

香坂と別れて雫とくっついても、タイトルが嘘にならない。篠崎とのスキンシップも一番多いだろう。一巻では香坂の嫉妬を煽っていたけれど、2巻ではそれもなくなり、香坂に代わってただただ篠崎とイチャイチャしているという。もうコイツがヒロインでいいんじゃないのかってレベル。表紙にまでなってるし。うーむ。

さらにお兄ちゃん大好きなブラコン妹というハーレム展開。雫はまだ香坂の嫉妬を煽る役目があったが、妹についてはむしろ香坂の存在が妹の嫉妬を煽る構図で、一応、近親的なアプローチにより香坂を慌てさせるというネタはあるんだが、全体的には香坂が妹の引き立て役になっている。うーむ……。妹、可愛いんだけどね。

せっかく彼氏彼女なんだしもっとこうカップル感ほしい

ソフトボールの練習時など、いくつかあった篠崎と香坂のやりとり自体はやっぱり面白かったし、こういうのを期待していたんだが。それだけで続けるのはつらいということなのかもしれないが。しかしそこを頑張ってほしかった。

星川と篠崎のやり取りに危機を察知した香坂は可愛かった……が、どうも星川がガチっぽいので、そうすると香坂の心配が杞憂でもなんでもないことになり、笑えるのかどうか微妙なところである。

ガチといえば西城は友達の名目で、香坂と篠崎の両方に手を出しているのだが、これはどう捉えたものか。香坂に対しては同性だから何してもいいってことにはならんと思うし、篠崎に対しては、ツッコミがされないので本当にどういうことだよという感じだ。ハーレムものならいざしらず、篠崎はもう彼女おるんに。

と、前節のことも含めて、全体的に、いわゆるハーレム系ラブコメの寸止め恋愛にありがちな展開が続くので、篠崎と香坂が彼氏彼女という設定が死んでいる。むしろ、それ故に他ヒロインとの関係にブレーキがかかるので、逆効果になってさえいるかもしれない。結果、ヒロインたちが変態っぽい言動を連発するだけに終始しており、ラブコメ期待した自分としてはとても残念。素材に光るものがあるだけに残念。タイトルもアレだし(まさかこのタイトルを自分ではつけんだろう)編集が悪い気がする。

次巻では、篠崎・香坂のラインをもっと大切にしてほしいもんだがなぁ。どうなることやら。現状この二人の彼氏彼女感が希薄だ。少なくとも、タイトルの「彼女」が香坂でないといけない、と思わせるようにはしてほしいのであるが。女の子が不躾な変態的な言動するってだけならあるしねぇ……そこを唯一無二のカップルで差をつけて欲しいが…むぅ……。

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