『超可動ガール1/6』4巻(最終巻)感想:ハーレムだったのか!1/6でも6人揃えば1じゃない?

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作・ÖYSTER。2013-2016年全4巻(発行が1月だから実際出たのは2015年12月だろうけど…)。

なんてこった、ハーレム系だ!そっち系だったのか。てっきりカップル系だと……。2巻で「ん?」とは思ったし、3巻で「んんん?」とは思っていたんだが……。すばるまでデレるうえにさらにこれ以上増えるだと……。まぁフィギュアだから問題ないんだけどさ。この漫画の場合は、確かにハーレム路線のほうが面白いかもしれないなぁとは思った。

サービスシーン多し。全員フィギュアだからこそ?

世界観的な話はそこそこにしつつ、ハッピーに終わる。一種のトラウマブレイクがテーマだったのだろうか。

以下最終巻感想。

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ハーレムだよ!

ハーレムエンドだよ!!たくさんの動く1/6美少女フィギュアに囲まれてこれからもずっとイチャイチャし続けるよエンド!しかも最後の最後までハーレム人員どんどん増える!

ノーナ、ベルノア、すばる、さらに裏ノーナことD・P(一番好き)、クサビ、ルウ、ノーナ・イコール……なんとその数7人!もっとも、ノーナと裏ノーナは2人と数えるかどうか微妙か……お話としては別人格だけれど、それを言うと多重人格系ヒロイン(まほらばとか相沢さん増殖とか…)のラブコメは全部ハーレムものになっちゃうし。でもそこを一人と数えても、計6人、つまり1/6 * 6 = 1……もはや一人だよ

最初この漫画を読んだ時、カップル系だと思ったから、ベルノアたちが出てきても当て馬かなーくらいの認識でいたので、ちょっとショックがある。いや、3巻くらいになるとかなりハーレム色あるな?とは思っていたけれど、すばるはハッキリと恋愛色を出さないし、ベルノアはノーナをたてているしで、一応まだカップル系の体裁ではあった。

しかし本巻になると、すばるは告白するしベルノアはどう考えても当初の意志を忘れて嫁気分になっているとしか思えない(というか、自分の世界の決着をつけて現代に戻ってくるのは、彼女なりの嫁入りなのだろう)し、さらに一旦は成次郎ラブだったクサビも、成次郎の結婚を期にまた春人の元に行くし、新キャラ、ソシャゲヒロインのルウは最初から好感度全開だし(ソシャゲヒロインがリアルマネーを愛の証と考えてるの笑ってしまった)、ノーナ・イコールはどうなるかわからないけれど、「動いている」ということが既に尋常ではない愛情があるという前提なので、きっと……。

むしろ、ノーナ・イコールとのその後が描かれていないことにより、春人の美少女フィギュアハーレムはその後もさらに拡大していったんじゃなかろうか、という予感を読者にさせて終わる。うーん、なんというハーレム。延長戦エンドですらない、拡大路線。

これは最初からそうする予定だったのか、それとも途中でヒロインみんなが可愛くなってきて春人の嫁を絞れなかったのか……どっちなんだろう。

けど確かに、プチ修羅場を交えつつハーレムに振り切ってイチャイチャしている本巻は楽しかった。嫁とはいっても現実の人間でない以上、法の支配の外にあるので、倫理的にはともかく法的な問題もクリアー。ハーレムものと人外ものの相性の良さが際立つ。

春人がなー…

ただハーレムものとして見た時、春人がなぁ。どうもなぁ。ハーレムものは主人公が一番大事だと思うので、春人には魅力的であることが望まれるのだが……。

春人は1巻時点ではけっっこう好印象だったのだけれど。なんだろう、ヒロインに対する接し方もヘタレではあれど誠実だとも思うし、オタクとして筋も通っているとは思うし、いざという時には体を張るし……うーん、立派だ。しかし、あまり魅力を感じられなかった。

結局お前は何がしたい?という気持ちが拭えないからかな。くさびは春人を冒険者だというけれど、そうかなぁ。春人って、現状にすごく満足している人だと思うんだよ。それが悪いわけではないのだけれど、求め続けている友人・成次郎のほうが俺は好きだなぁ。

まぁ性根がカプ厨の俺では、俺の嫁型のオタクにシンパシーを抱けないというだけかもしれないが…。成次郎がジョージにクサビを連れて行ってくれと土下座したのはちょっと感動したわ。あれはカプ厨的な思想。まぁ、クサビ戻ってきちゃうんだけどさ……。

美しい死なんてクソくらえだね

なので、ラブコメとしては色々ともにょるところもあったのだけれど、ストーリーのオチは良かった、楽しかった。ノーナのアニメの最後を改変するような形で、強引にハッピーエンドに持っていく。ハッピーエンド万歳!

一種のトラウマブレイクやね。後味の悪いノーナのアニメのラストを書き換えたんだから。これはある意味作品に対する冒涜的行為でもある。ノーナのラストは悲劇だけれど、同時に美しさを秘めていた。人死に(といっていいのか微妙だが)は悲しいけれど、その死が悲しいものであればあるほど、惜しまれるべきものであればあるほど、皮肉なことに人は美しさを感じる。美しいものには美しいままであってほしい。春人の行為は、その美しさをぶち壊したも同然。

春人は、ノーナの綺麗な最後をヨシとしなかった。助けられたノーナは、今後春人の家でさぞかし自堕落なライフを送ることだろう。1巻時点でもそうだったが、その姿はとてもかつての悲劇のヒロインには見えないに違いない。それでもやっぱり、ハッピーエンド美しい死よりも無様で愉快な日常。そうあるべきだね。そう思うよ。

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