『甘々と稲妻』甘々のギドギド

雨隠ギド, 甘々と稲妻, 第1巻
雨隠ギド, 甘々と稲妻, 第1巻

妻に先立たれた子持ちの高校教師が、女子生徒と定期的にごはん会をするという背徳感溢れる設定の健全なハートフルコメディ漫画。

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基本情報

甘々と稲妻 / 雨隠ギド - アフタヌーン公式サイト - モアイ

甘々と稲妻 - Wikipedia

2016年2月9日現在、第5巻まで。作者は雨隠ギド。どうも作風は色々っぽいらしいのだが、本作についてはお弁当を隠れ蓑テーマにしたラブがコメってる気がしなくもない本当にハートフルなコメディ。高杉さん家のおべんとうというハートフルボッココメディに傷ついた人たちがこれで癒やされたという噂。

だいたいこんな感じ

妻に先立たれた高校の数学教師が、五歳の一人娘に弁当を作ってやるために奮闘するぞ!女子高生と一緒にな!という話。

さすがにざっくり過ぎるが、別にいやらしい話ではない。先生は本当に娘のためだし、また女の子のほうは料理したいんだけど包丁恐怖症で、自分の代わりに包丁を扱ってくれる人を求めていたという事情がある…ものの、なんだかよく発情している気がするのでやっぱりいやらしいかもしれない。いやしかし先生自身にはやましい感じがこれっぽっちもしないので安心して読める。ちゃんと料理してるし。

基本ホームコメディでほっこりする話多いし、なんか変に鬱な話とか全然突っ込んでこないし、突っ込んでくる気配もない。女子高生と晩飯ご一緒してるといっても、家族や周囲にもしっかりと認知されているうえでやってるから、全然ダーティーさないんだわ。作者はかなり意識的に話題を選んでいるような気がする。子育てや家族に関わる問題を、食べ物でなんとなく解決していくような、そういう意味じゃ典型的な食べ物である。

…俺的には当然ラブコメどんと来いなんだけどね。もちろん直接的にやられると生々しくなっちゃうからアレだけど、そこらへんはなんかうまいことバランスを取られている。踏み込みすぎないように絶妙のラインを続けているのは、作者がわかっていてちゃんと調整しているのだと思われる。それはあざとくも正解であることだなぁ。

ただ死んだ奥さんの生前のエピソードとかされると、ちょっと心痛むんよ…。奥さんむっちゃ可愛い人だったっぽいから。

人物

犬塚先生と娘と女の子。

おとさんこと犬塚先生

高校の数学教諭。落ち着いた大人。いかにも生活感のない男って感じで、妻に先立たれて半年、娘の子育てに奮闘する日々。普通にいい先生よ。溶けた脳で読まずとも、この人のシングルファザー奮闘記としても普通に面白い漫画だったりする。

娘にうまい飯食って喜んで欲しいお父さんの図 雨隠ギド, 甘々と稲妻, 第1巻
娘にうまい飯食って喜んで欲しいお父さんの図
雨隠ギド, 甘々と稲妻, 第1巻

↑先生が慣れない料理を頑張ろうというのもすべて、娘の笑顔が見たいから。誰かのためにっていいよね。

あと作者がよそじゃけっこうBLやってるというのを後で聞いて、言われてみるとなんかBL受けしそうな顔と身体してんなこの人とちょっと思ってしまった。

つむぎ

娘さんを僕にください。いや別にいやらしい意味ではなくて…こんな娘おったら俺も頑張れる気がする…いやこういう人やからこういう娘さんがおるんか……。明るくて元気で、だけど人を気づかえるむっちゃええ子。いやいや、大人の理想が詰め込まれてる!

天使のドヤ顔 雨隠ギド, 甘々と稲妻, 第4巻
天使のドヤ顔の図
雨隠ギド, 甘々と稲妻, 第4巻

↑このドヤ顔に癒やされるんや!

つむぎ中心の子育て漫画の色彩帯びた話もこの漫画には多いが、それもしっかりとお弁当や食べ物で解決する理想的食べ物漫画ですこの漫画は。

ちなみにけっこうモテている。おとさん瀕死。さすがに小さな恋のメロディ過ぎてつむぎの恋路にまで脳みそ溶かすほど俺も節操なくはないけど、無口クールイケメンのほうがええんちゃうか?とは思うな。それくらいは。うん。

母親が死んだことをまだちゃんと理解できていない描写が節々にあり、心痛む。

小鳥(飯田小鳥)

何考えてるの? 雨隠ギド, 甘々と稲妻, 第1巻
何考えてるの?
雨隠ギド, 甘々と稲妻, 第1巻

↑常に腹減ってるか発情してるかの本能に忠実な後妻女子高生。運動部でもないのに早弁する女子って。食べる量がすんごいがその栄養が全部胸にいっている気がする。羨ましい!

母子家庭で育ったためか、つむぎを一生懸命育てる先生に惹かれたような面がある。つむぎとも仲良しで、犬塚家への馴染み具合が半端ない。

雨隠ギド, 甘々と稲妻, 第2巻
謎の使命感
雨隠ギド, 甘々と稲妻, 第2巻

↑つむぎがお祭りではぐれたのを先生に怒られて、凹んで帰ったのに何故かついてきて謎の使命感。お前誰や。後妻だった。

「先生が私を好きになったらどうしよう」とかわけわからん心配して勝手にきゃーってなる小鳥ちゃん可愛い。ほんとのところ先生のことをどう思ってんの?ってのは限りなく黒に近いグレーって感じで、本人的には父性と異性をごっちゃにしてるということにしているようだが、それはフォローになっているのかいないのか。早くに両親離婚してるから、父親求めてるんはあるんだろうけど、それを差っ引いても、ねぇ?先生から「テスト期間中だからしばらく会わずにいましょう」と言われたら、友達と職員室に質問に行くという荒業をやってのけるお人↓

何言ってんの? 雨隠ギド, 甘々と稲妻, 第3巻
何言ってんの?
雨隠ギド, 甘々と稲妻, 第3巻

犬塚先生との関係について過剰反応しがち故か、どうも友人のしのぶからは若干感づかれているような気がする。でも変に重いストーリー展開にはきっとならないと思われるのでその点は安心して読める。

総評

すごく自制のきいた漫画だという印象。食べ物系の漫画として求められているものが詰め込まれていて、決してそこからはみださない感じ。だから先生と小鳥ちゃんの仲も、変に重たい感じにはならないと思うんだけど、かなり狙ってロマンスを妄想させるような描写をされているのも確か!娘のつむぎは天使だしラブコメ好きは癒やされること受け合い。

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