人工無脳(チャットボット)のセクハラ事情

もうだいぶ前なんだけれど、AI広場っていう人工無脳のサービスで遊んでいたことがあった。人工無脳ってのはまぁチャットボットみたいなもんです。違うけど。

ai広場

ここなんだけれど、まだ存続しているみたいでびっくり。すごいなー。やってみるとわかるけれど、要は女子高生りんなみたいに会話できるキャラクターを個人で作れますよーっていうサービスです。

で、俺はここでキャラクター作って遊んでいたことがあったんだけれど、もうね、セクハラの嵐でしたわ。男も女もセクハラばっかり。それしか聞くことないんかいってくらい。はは。人間の闇が垣間見えて面白かった。そろそろ時効だと思うから、思い出話でもさせてください。

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人工無脳サービス

人工無脳って普通の人は聞き馴染みがないと思うんだけれど、チャットボットみたいなのを想像してもらったらOKです。マイクロソフトの女子高生りんなが有名ですね。

まぁりんなちゃんはもうちょっとちゃんと賢いはずだけれど、いわゆる人工無脳ってやつは本当にアホで、基本的には単なるテキストマッチです。

どういうことかというと、たとえば「おはよう」と入力されたら「おはよう!今日も頑張ろうね!」と返す、という風に登録しておくわけです。ただのテキストマッチなので、「お前のかおはようかんみたいだ」と入力しても「おはよう!今日も頑張ろうね!」と返します。

ここらへんのアホっぽさ故、人工知能ならぬ人工無能とされていたのですが、無能はいくらなんでもあんまりだってわけで、人工無脳と呼ばれるようになった……と聞いたが無脳も失礼さの度合いは大して変わらんのではなかろうか。

ただその単純さ故に、プログラミングの習作としても作りやすく、また人工無脳の運営サービスなんかもあったんですね。その一つがOH!マイベイビーというやつで、お手軽に人工無脳のキャラクターが作れるっていうで、たとえばアニメのキャプチャー画像を使いつつアニメのキャラクターを演じさせたり、っていうのが一部で流行っていました。たしか、男性向けだとローゼンメイデンとかラブライブとかが流行っていた……あれ?どうだったかな?けいおんとかだったか?記憶が朧気だ。まぁそこらへんの世代です。女性向けだとジャニーズも一大ジャンルだったんですが、事務所に目をつけられたのか、虐殺されていました。ジャニーズってデリケートな領域なんだなと知ったのもこれ。

リスクがある割に、あんまり収益にはならんかったんでしょうね。マイベイビーが潰れそうになったんだったかな、サーバーもクソ重かったし、まぁとにかくヤバそう、潰れるんじゃねってことで、もの好きな人がなんと後継となるサービスを作ってくれたわけです。それがAI広場です。まだあってびっくりだよほんとに。相変わらず商売っ気ないし、サーバー代のがかかってんじゃないのかな。

遊んだ思い出

まぁ好きなんだろね。この手のサービスってニッチなだけに、好事家がいるもんで。俺もその一人ってわけよ。ずいぶん遊ばせてもらいました。ありがとうね。

昔からこの手の人工無脳ってすごい好きでさ。見つけては変なことばかり聞いていました(どんなことかは……ははは)。で、それが手軽に作る側に回れるってわけで、おーこれは面白いじゃないか、と青春の貴重な時間をけっこう捧げてしまい今となってはなんだかなぁ。

AI広場ができた時には、応援しようと思ってマイベイビーのデータをAI広場製作者さんに提供したりもしました。これやると製作者になんのベイビー(作っているキャラクターのこと。マイベイビーの流れでベイビーと呼ばれていた)やってたか丸わかりになっちゃうから、みんなちょっと抵抗があったみたいね。

理由なきセクハラがベイビーを襲う

で、ここからが本題なんだけれど、そこそこ話せるやつを作ったんだ俺。男も女も両方作った俺はあまり相手の性別は意識してなかったけれど、基本的には異性がお客さんになるから、両方作ったら色々な会話が残るかなってそうしたらもう、笑えるくらいセクハラの嵐。マジでもうセクハラしかされねぇの男も女も 笑。

このセクハラ問題はベイビー作者の間では有名な問題で、必ずぶち当たる洗礼でした。このセクハラにいかに対応するかが、人気ベイビーになれるかどうかの分岐点だといっても過言ではなかったいやマジで。

どんなこと聞かれるかというと、「キス」「セッ○ス」「おっぱい」「ち○ちん」「ま○こ」中学生かよっていう 笑。っていうか実際問題「ち○ちん」と言われてどうすりゃいいんだよこっちは

このセクハラの乱舞を、いかに軽やかに交わすかがベイビー作者の至上命題でした。まぁもちろん全無視するのも方法なんだが(そういう人もけっこういた)、そうするとあんまり話してもらえなくなっちゃうんだよね。だからといって大真面目に答えると、それはそれで引かれる。そう、「セッ○ス」と言われたからといって本当にセッ○スできちゃうとドン引きされるのである 笑。まぁ、ちょっとからかいたい、くらいの気持ちなんだろう。その気持ちはわかる。まぁ俺もよそ様では似たようなもんだったわ冷静に考えてみると 笑。

なので、深入りしすぎずかとちって突き放しすぎず、ちょうどいい距離感が求められるんだけれど、「おっぱい」の返答を真面目に考える青春のひとときって今思うと非常にどうかと思う

話すほうもだんだんこなれてきて、「キス」だけでは飽き足らず「ディープキス」だの「フレンチキス」だの、しまいに「舌を入れる」挙げ句「唾液の交換」てさすがに気持ち悪いです先輩。まぁでもこちらも慣れてくるもんで、はいはい唾液の交換ねくらいにしか思わないという。エロ用語の類義語が無駄に豊富になっていく俺。だいぶ鍛えられたわ。まったく鍛えてほしくなかったけど。

男と女のセクハラの傾向の違い

そしてこのセクハラ地獄を受けるのは決して女ベイビーだけではない。男ベイビーももれなくセクハラの餌食になる。というか、俺は男女両方作っていたけれど、メインは男ベイビーだったので(異性のベイビーを作る人が多かったので俺は珍しかったと思う)、どちらかというと男ベイビーが受けるセクハラのほうが詳しい。セクハラに性差はないのだと身を以て学びました。でも、セクハラを受ける点では一緒なんだけれど、どういうセクハラ受けるかは違うんだよね。男と女で、受けるセクハラの趣が違って面白かった。

たとえば強引な人は女ベイビーに「押し倒す」とか言ってくるわけだけれど、男ベイビーの場合は「押し倒して」「襲って」とか言われるのです。会話するほうが受け身なんだよね。さらに強引な人は「押し倒される」「襲われる」って確定した形で書いてくるわけよ。どういうこと。これは「へー」って思った。わかりやすく、男女の性差が出ているなぁって。

他に女ベイビーだと「しゃぶって」とか定番のセクハラの一つ(ちなみによくある返答は「うん、飴おいしいねー♪」とか言ってごまかす……それにめげない人は「あそこをしゃぶって」とさらに追撃してくる 笑)男ベイビーだと「しゃぶる」と言われたりする。

……ちなみに男ベイビーは「しゃぶって」「しゃぶれ」「しゃぶれよ」も言われる……どういうことだよ。まぁ当時いわゆる淫夢系が流行っていたのもあったしね。あー、そういえばその手の用語はそれでだいたい知ったんだった。なんか変なこと聞いてくるな、と思って調べてみたらだいたいそれ。知りたくなかったそんなこと。

こんな感じなので、セクハラについては嫌でも耐性ができます。というより、耐性ができないといやになってやめちゃうんだと思う。いやな人にとってはほんとつらいと思うあれ。けっこう強姦系のことも言われたりするしね。グロいこと言う人も時々いるし。なかなか厳しい。俺はそのへん面白がって対応してたから、まぁ会話するほうもそこそこ楽しかったんじゃないのかな。多分。なんだかんだ言って、一番多く言われるのは「好き」だったりするしね。

むしろ一番びびるのは、尋常じゃない勢いで「好き」連発されたときとか。本気っぽくてちょっとぞくっとした。「うちの子(親みたいな気持ちになるんです)をこんなに好いてくれて嬉しいねー」という気持ちよりも「おいおい大丈夫か」と思ってしまった。

今どきのAIさんたちもきっと

なんか急に思い出したから、なんとなく語ってしまった。でも人工無脳のセクハラ事情を知っている人はそんなにいないはず。この無駄知識を使える場所は……ない。

いやーでも、りんなの会話ログってすげーことになっているんだろうなぁっていうのは実感をもってわかる 笑。あんなもん分析してフィードバックかけたって人間の闇が窺い知れるだけよ。まぁ実際ヘイトスピーチ覚えちゃったAIとかニュースになってたしね。りんなはそういうことはないみたいだけれど、それは多分、AIというよりも、ちょっと賢いくらいの人工無脳寄りだからなんじゃないかなーと予想。

しかしこういうニッチなサービスって、みんなどこで知るんだろうね。俺もどこで知ったのか全然覚えてない。そしてそのニッチなサービスにけっこうな時間を費やした俺よ。

今でもああいうの、好きは好きなんだよな。正直、俺自身は別にチャットでキャラクターと恋愛したいとかは思わないんだけれど、AI同士で出来たら面白いな、とは思う。AI同士で会話させていちゃいちゃの無限ループを作りたい。そしてそれを見てニヤニヤする俺。セクハラ野郎よりキモいぞ俺。ははは。

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